讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。
“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。
古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。
“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。
古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。
末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。
2010年12月3日金曜日
『時世につれて動かすべきを動かさざれば、大勢たたぬものなり』佐藤一斎
『いきりたったうさぎが自由鳥へ出した手紙(子供と昔話『うさぎ!』三話より)』
灰色はいつも『効率をよく』と言う。
しかし灰色の言う『効率』がなにかは、野菜を買いに、『豊かな(とされる)』国のスーパーへ行けばわかる。スーパーにどっさり売っている、とても遠くの『貧しい(とされる)』国々からやってきた野菜。たしかに、レジで払う値段は安い。輸入する大きな企業は儲かっている。あれは、灰色によれば『効率がいい』野菜である。
しかし、あの野菜は、遠くの国から、たくさんの燃料を燃やして、二酸化炭素をだして、空気と海の温度を上げながらやってきたのだ。
そして、たいてい、一つの町より大きいくらいの巨大な畑に、レタスならレタスだけを、見渡す限り植える、異常な育てかたで、土や、生き物を、痛めつけているのだ。
農薬や化学肥料だって、安くつくるには大量につかうから、水がボロボロになる。土も、昆虫も、鳥も、みんながボロボロになって、泣きわめく。
人は、近くのことは心配しやすいけれど、遠くのものは見えにくい。『貧しい(とされる)』子供達が、農薬まみれで育てた切り花がスーパーで売られていても、『豊かな(とされる)』国々の人には見えにくい。灰色が、見えにくくしているのだ。
食べ物がどのくらいの距離を運ばれてきたのか、人は考えることもできなくなっているのか。ある国では、もし、その土地でとれた食べ物を国の人たちが食べたら、家庭で使うエネルギーを、20パーセント節約したのと、同じ事になるという。
それなのにその国では、「土地のモノを食べよう」とか、「食べ物の無駄をなくそう」ではなくて、「夏はネクタイをするな」という騒ぎになったらしい。笑えるが、笑えない。笑ってはいけないと思う。みんな純粋に、「何かしたい」とは思っているのだ。
『レジで払う値段が安い』野菜が、なぜ、安いか、氷が溶けてしまっている、北極の衛星写真を見れば、わかるはずなのだ。
北極の氷が、大気が、水が、土が、昆虫が、鳥が、人が、溶かされて、けずられて、汚されて、痛めつけられて、ぞっとするほどの、とんでもなく高い値段を払ってきた。だから、レジで払う値段が安いのだ。
それを、灰色が、『効率がよい』というなら、灰色のねらいは星を完全に破壊することに違いないのだ。
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いま、理念に違う仕事をするべきではない。
事象や関係性、灰色に惑わさず、
自分の為すべき道を踏む。
日は君臨シ カガヤキノ
太陽系ハ マヒルナリ
ケワシキタビノ ナカニシテ
ワレラヒカリノ ミチヲフム 宮沢賢治
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