宮台先生の、新書やっと読了。
(毎日の拘束時間が15時間という現状では、仕方なし‥
働くか、寝るか、読むか‥の日常。)
次世代の若者(つまりは自分たち)
に希望を託した、薫陶の書物。
ぼくたちは、“フィクションの繭”を認識すると同時に、
“浅ましさ”を克服し、“参加と包括”を
取り戻さなくてはならない。
原発をやめられない社会をやめるには、
“でたらめな民主制”をやめねばならず、
それには、依存的な個人を生産する
“依存的な共同体”を“自立的な共同体”に取り替えて
『自立的な個人』を育まなくてはならない。
自発性(損得勘定)より内発性(損得勘定を越えるもの)
をベースにした徳のある者が溢れ、
政治を引き受ける社会を目指さなくてはならない。
そして、そうした社会を目指した
心を、
さらに次の世代へと、
受け渡して行かなくてはならない。
と、いうこと‥。
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で、宮台先生の、あとがき。
最後に申します。
昨年僕が看取った師匠の小室直樹先生が
日本はもう駄目だと慨嘆する私に
「否、宮台君、社会が悪くなると人が輝く、心配はいらない」
と諭されたのが15年前。
私は昨今の状況を見るにつけ小室先生の
仰った通りなのかもしれないと感じています。
とりわけ、若い人に申し上げたい。
どうか2010年代を「他人任せ」にせず、
「自分たち」の手で切り開いて、実りあるものにしてください。
否定的な踏み台になることも含め、
この文書を含めた僕の活動がそれに役立つなら、
これにまさる幸せはありません。
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汐実くんと、海さん。