讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。

“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。

古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。

末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。

2012年12月30日日曜日

大晦日/竈猫、まるくなる。


今年の営業も無事終わり、
春夏秋冬を走り抜けた‥(360日は働いた)
という実感のなか、
本年度、足を運んでくださった皆さまと、
日々、毎日を支えてくれる家族や縁人に、
ただただ…感謝。

来年は、充実した空間と料理と中庭を‥
作れるこころを、創れるように‥。

そして、『汐さぎ!庵』が皆さまの
幸せな時間の据えもので、
在れますように…。












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今年、お客様よりいただきました、めずらしいうさぎたち…。




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陽が照って鳥が啼き
あちこちの楢の林もけむるとき
ぎちぎちと鳴る汚い掌を、
おれはこれからもつことになる

2012年12月26日水曜日

年末年始の営業案内。


2012年の営業は、12月30日(日)までとなります。
2013年の営業は、1月7日(月)からとなります。

なお、来年度より、日曜定休火曜営業となります。

ご了承くださいませ。

(年始からの御予約は、31日と5日、6日にお願いいたします‥。)



大晦日は、大掃除‥。





2012年12月25日火曜日

12/23日をすぎて‥。

2012年の営業もあとわずか‥となり。

この北風吹きすさぶなか‥
不便なこの地に、しずかに来店されるお客様に、
どういう姿勢、真剣さ‥
で応じることが確かなことなのか?

は、もっとよく考えなくてはならないこと、
なのではないのだろうか?。

どうでもいいことが良く出来る人より、
肝心なことがよくわかるひとになりたいな…サンタさん。
(クリスマスイブなので‥)


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bonobosの蔡さんのソロアルバム、『ぬばたま』
今年買ったモノのなかの、最高宝。

朝鮮帰化人の悲しみをうたった
「食卓の太刀魚」が秀逸。


食卓の太刀魚よ、私はきのうくにを捨ててきた。
私は生活のため、戦うことをやめた‥。

食卓の太刀魚よ ひとつおまえにたずねてもいいか?
わたしがこぼせなかった涙は、このあとどこへいくのか?

私の国。
私の心のなかでねむれ。

さすらいの岸辺に、私を運んだ舟がいまもあり
のきにせをむけたまま、朽ちていくのをまっている。

私はただ、わたしのために泣いてくれる
この人とここで、愛をそだてることにきめました。

私の国、鮮やかな朝、私の心の中でねむれ。

目覚めよ、ヒヤシンス。

彗星がちかずいているようだ

春には名前の意味通りの花をつけるといいが‥。

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自分は、こぼせなかった涙や
朽ちていく舟のほうに想いをよせたい‥。

資本主義、経済合理主義を、
笑いながら謳歌するような人間にだけは、
ぜったいに、なりたくないな‥。

2012年12月17日月曜日

本年の、“よるの汐どき‥”の営業は、27日、29日の
一組様をのぞき、満席となっております…。
ご了承くださいますよう‥。


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2012年12月14日金曜日

12.16は、投票を‥。



この日曜は、衆院選挙の投票日。

師走の忙しい営業の中、
自民圧勝の、全くあいかわらずのプロパガンダを
いかがなものか‥と思いつつ…。

自民も公明も民主も維新も、結局のところは、同じ穴のムジナ。

原発推進も、消費税増税も、TTP参加も、
どういう人達のために行うのか?

発展していく、ということは、搾取していく、ということ‥。

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最近読んだ、久坂玄瑞の「解腕痴言」の中の一文。

開港以来、我が日常の茶、糸、銅、鉄、石炭、穀麦の類を
輸出するによりて、我が国力の疲弊することいかばりぞや。

それなのに、無用の外国製品が巷に満ち溢れている。

それで、国内繁盛なりというは、
蛇毒もて肢体の腫れたるを己肥えたりと誇るるに異ならず。

わが国力限りあり。彼らの要求きわまりなし。有限をもて無窮に応ず。
亡びして何をかまたん。


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地産地消の本質は、閉じた故郷の中の、ささやかな生活‥。




2012年11月21日水曜日

小雪の頃/新嘗祭、ちかくなり。


2012年、11月11日に、
連日の満席状態の中、
無事一周年を
迎えることができました。

毎日のご愛顧、感謝の気持ちで一杯です。

食べるという行為如何、
人ですら環境の一部であり、
天からのいただきものにすぎない。

であるならば、自然に近い、
人為的、作為的でないものに、より一層心を近づけ、
その状態を損ねずに提供できるよう‥

これからも、精進いたします。

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津畑池沿いに、一本だけひっそりと咲いていた花を‥




汐実くんが、持って帰ってしまいました…。




2012年11月11日日曜日

むかしむかしよ/燃えろよ、ペチカ。


むかしむかしのこと、

小山田圭吾編曲の“赤とんぼ”が聞きたくて購入した
「にほんのうた 第1集」が“汐さぎ!庵”にはまったので、
冬の第4集も‥購入。

有名な唄では、
“北風小僧の寒太郎”“たきび”“雪”“小ぎつね”などが、
有名音楽家(全集とおして、渋谷系率がたかい‥)
の編曲によって収録されてます。

“冬の夜”の歌詞、凄い‥。

燈火ちかく衣縫ふ母は
春の遊びの楽しさ語る。

居並ぶ子どもは指を折りつつ、
日数かぞえて喜び勇む。

囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪。

囲炉裏のはたに縄なふ父は
過ぎしいくさの手柄を語る。

居並ぶ子どもは ねむさ忘れて
耳をかたむけ こぶしを握る。

囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪。


そして、北原白秋作曲、嶺川貴子唄、レイハラカミ編曲の
個人的にオールスターな“ペチカ”が…。
(満州国を意識して作られたという説明文で、さらに思い入れが増す。)


現代の享楽的な日本人に、この種の歌詞は、書けないだろうな‥‥。

しばしも休まず つち打つ響き。
飛び散る火花よ、はしる湯玉。
ふいごの風さへ息もつかず、
仕事に精出す村の鍛冶屋。

あるじは名高い いつこく者よ、
早起き早寝の、やまひ知らず。
鉄より堅いとじまんの腕で、
打ちだす刃物に心こもる。

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よろこびいさみ、こぶしをにぎる。

2012年11月1日木曜日

冬がはじまるよ。


すすきがゆれて、


野花が咲き、


柿が実る秋が、


静かに終わりをむかえ、
極端に、風が冷たくなるころ…




眠りから覚める、冬の野菜たち‥。

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冬の足音とともに、この週末、
綾歌町民が一同に集い、白煙に包まれる
「あやうたふるさとまつり」
が開催されます。

3日、4日と2日間にわたり
土着的な催しものから、ご当地アイドルのライブ、
自衛隊の航空ショー(華麗なるヒコーキ野郎…)まで、と充実の内容。

たぶん“汐さぎ!庵”周辺も、その狂騒(騒音、または演歌)
の渦に、包まれる‥。


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うみくんも自慢のパジェロで、参加予定。
(来年は、もちろん家族で焼肉いや、参加。)


2012年10月29日月曜日

出産。


秋桜の、満開の頃の10月の14日、無事娘が産まれました。
一男一女を授かれ、嬉しいかぎりです。

神様に感謝‥。




讃岐の鈍牛、大平正芳の言葉、
「女は勉強せんでええ。可愛い女になれ。
そしてはやくお嫁に行きなさい。」

「女は、家庭の太陽」とは、かの安岡正篤。

産むことができ、創ることを動機づけることが
出来るのは…結局のところ、女の人。

男はたんなる、消耗品…。

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2人はすぐに、仲良しに。
(汐実くん、まったくせらわず‥)

2012年10月10日水曜日

連休、愛媛へ。

この春に偶然遭遇した砥部焼きの『窯だし市』に味をしめ、
早朝から一人、愛媛へと行ってまいりました‥。

中田釜さんの焼きものを狙い打ちに物色し、
(今回の購入品、しかし右の器はどこかでみたような‥)


その後、すぐ近くの『坂村真民記念館』へと…。

この詩人を支えていたものも、宗教であった。

さまざまな書もさることながら、
毎日額をあてて念じていたという石の風貌に、魅了される。

“しっかりしろと後ろから声をかけるのがいる
ふりむくと何万年もひと処にじっとしている石だった”
のポストカードを購入…。


砥部から内子を抜けて、
大正時代に建てられたという、重要文化財の天然温泉、小藪温泉へ。

車を進めると、50mごとにお地蔵さんがまつられている、昔話のような場所。

道行く風景から、駐車場。
小川と龍神像。天然記念の立派な銀杏木。

がらんとした受付。
古びた縁側の匂いと風。
演歌を歌う整体師さんとおばさま3人(珈琲を水筒に持参)

小さな一つだけの湯船、木漏れ日。
なにもないが、なにかが在るような、心地よい場所。

個人的には好きだけど…好みは別れることだろう‥。


銀杏の木の横の石の階段をかけ上がると、観音さまが‥。


内子のねはんさん。


桜千里の山観音。


娘が、無事産まれることを、祈願した。

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この子も、もうすぐ、おにいさん。



2012年9月26日水曜日

津畑池を一周。


“汐さぎ!庵”周辺を、歩いてみると、


電車が走っていったり、


紫色の花が自生していたり、


裏手側から、長い一本道を進むと、
(先日白鷺が、この地点の無花果を食べようとして、ネットに絡まっていた‥)


キノコが生えていたり、


汐実くんが、走っていたりします‥。
(鳥や虫の鳴き声が好きな方で、時間のあるかたは、ぜひ…)


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違う角度から見る、津畑池も、また格別‥。


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産直のさつまいもは、土の匂いがする…。

2012年9月24日月曜日

おやすみ、へんこう。

らいねんど、2013ねんより、
“うさぎ!あん”は、かようびから、
にちようびのていきゅうになるみたいです‥。






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どんなに一般大衆が反対しようとも、
自民の代表選を盛り上げているメディアや経団連、
アメリカとともに、ほとんど同じ結果に帰結してしまうのだろう‥‥。
という、寂寥の感のなか‥読了。

個人的に、脱原発、TTP反対、
橋本維新の会の政策不支持を含め、
様々な点で支持します。

2012年9月13日木曜日

オリザが実る、秋。

収穫の秋を迎え、津畑池周辺に豊かに広がる、稲の花。

稲作が大陸から伝わり、食べるものを確実に確保出来るようになってから
いろいろなものがうまれた‥。
よいことも、わるいことも、うまれた‥。

今年は、古事記編纂の1300年目‥の年にあたり、
いろいろな古事記本が発売されております。
(目にする機会も多いかと‥)

この年に、グスコーブドリが映画化されたことも、
不思議と‥近いものを感じる‥。






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表題と古事記特集に惹かれ、購入していた
「ディスカバージャパン」という雑紙の、
地方版の別冊の取材を受けました‥。




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こんなところに、龍馬がひとり。