讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。

“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。

古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。

末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。

2015年11月2日月曜日

霜降/椛蔦黄/モミジツタキバム。

 
海だべかど おら おもたれば
やっぱり光る山だたぢやい
 
ホウ
髪毛 風吹けば
鹿踊りだぢやい
 
賢治
 
 
 
金木犀の香りと...
揺れるすすきを横目に、
 
 
今年こそは、
 舞えるようにと、
仕事を出来る範囲セーブし、
(申し訳ございません...)
 獅子舞の練習に勤しんだ、神無月。
 
古来の日本人の価値観は、
祭りや神事が本意、仕事や人事は末意。
 
 
 
キトクラスにて、獅子が滑り台を滑るという、
奇跡..の一駒もありつつ。
 
 
 
快晴の中の宇閇神社。 
 獅子4体、せいぞろい。
 
 
神事場。
今年は、ここで少しだけ..。
 
 
祭りのために、地域の家族が
ボランティアで集い、練習し、親睦 する。
 
祭囃子の音色が聞こえなくなることに、
寂しさを感じるご近所の方々は、
”花使い”に
呼んで頂ければ、幸いです。
 
 
可愛いセカンド獅子も..。
 
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祭りの季節の〆は
地域色あふれる
「あやうたふるさとまつり」
 
 
ハングライダーから、”旨い棒”が
爆撃のようにばらまかれる姿に
度肝を抜かれつつも、
 
うさぎを、さわさわ。
 
 
九次郎君を、さわさわ。

 
いつか、
焼肉パーティーに参加したいものです。
 
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地物の葉菜も取れ始め、

 
 
 
冬の足音が。
 

2015年10月1日木曜日

秋分/曼珠沙花/ミズハジメテカルル。


彼岸花が咲く頃、
 
 
 
 
縁側沿いの田圃の稲刈りも
無事終わり、
 
 
 
 
この田圃の主人であり、
 
80過ぎてなお現役のお隣さんの納屋に
 
お米を納品に。
 
 
 
 
 
「うちの米は化成肥料を使わず、油粕で作っているから旨いだろう」
 
との毎年恒例の一言。 

 
 
若い頃は、登山が趣味で、
全国各地の名山を登られ、
自然の草花への知識も深い、お隣さん。
 
そのあたりに咲いては散る、
雑草と呼ばれているような草花の名前も、
 
聞けば答えてくださる...。
 
化成肥料を使用しなかった理由も
そのあたりなのかな、とふと感じる。
 
 
 
 
「息子が手伝いに帰ってきてくれ、
農機具があるからまだ出来るが、それもあと数年。」
 
 

 
土の記憶。
 
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中秋の名月。
(まんまるおつきさま)

 
 
 
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さあ、収穫祭!。


 


 
 


 
 
 
 

2015年9月8日火曜日

白露/草露白/クサノツユシロシ。

 
枯れ井戸の、無花果が、
 
実を咲かし始めた、秋の頃..。
 
 
 
縁側沿いのオリザが、

 
その穂を、
 
嬉しそうに、揺らしております。
 
(去年は台風の影響で、悲しそうに倒れていた...)
 
 

 
 
夕焼けの頃には、黄金色(こがねいろ)。
 
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秋の色野菜は、
南瓜と、
 
 
栗。
 
 
 
優しくて懐かしい、甘み。
 
 
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赤いかかしが気になる
そらちゃん。
 
 
 

2015年8月29日土曜日

お休みの連絡。

 
まことに申し訳ございませんが...
 
8月30日(日)定休日
31日(月)、9月1日(火)、2日(水)
 
臨時休業日
 
させていただきます。
 
なお、
3日からの営業日のご予約は、
 
1日(掃除...)2日(仕込み...)
 
と店舗におりますので、
 
ご連絡くださいますよう...。
 
 
 
 夕焼け小焼けの、赤とんぼ。
 
 

2015年8月10日月曜日

七夕の節句。

 
「七夕の日に、天の川を見た記憶が一度もない」
 
と思ったことはありませんか?
 
 
 
七夕祭りとはそもそもが、
辺境の国、日本にあった棚機女(たなばたつめ)
の伝説に
大陸から伝わった乞巧奠(きっこうでん)という風習が
結びついたのが始まり。
 
で、本意は、
 
先祖の霊を迎えるお盆の前に、
梅雨の穢れを祓っておくこと。
 
だそうです。
 
 
旧暦たなばたさまを満天の星空の下で...。
 
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蝉にも先祖かえりの伝説が。
(今日、3匹も発見)
 
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うちの玉葱もお出迎え。
 

砥部焼き/中田釜さんの手仕事。

 
うみくんが、朝から
蟹を作り始めていた連休の日曜に...。
 
 
愛媛は砥部町の窯元、
中田窯さんに出張。
 
 
 
 
前年お伺いした時、同様、
全国から問い合わせが続いていて、
忙しい毎日が続いているそうで...。
(別注のお皿はもう、難しそう..)
 
 
 
淡い絵付けが魅力の
小振りな砥部焼き、入荷中です。
 
 
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今回は、
中田窯さんの敷地内を少し詮索。

 
紫陽花を、抜けると、

 
竹のみで仕上がった小屋、発見。

 
太い孟宗竹と細い竹が、絶妙な配置で
編みこまれていた。


 
臨在感、凄い。
 
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さらに下ると、
とても心地よい小川が..。

 

 
来年は、水着、ビール、必須。
 
 

2015年7月30日木曜日

石川農園さん/オリーブ豚。

 
もう、
6月も過ぎたと言うのにどうしたことだろう...
石川農園さんが、やってこない。
 
 
発注し、待つこと...いつのまにか半年...。
(途中、トマトから、三豊茄子と坊ちゃん南瓜に、品も変わり...)
 
本日、無事お野菜が納品され、
久しぶりに石川さんとお話でき、にっこり、にんまり。
 
 
”有機野菜、無農薬野菜”
と一言に表しても、いろいろな手法がある。
 
EM菌やピロール菌を購入した土作りであるとか、
さまざまな廃棄物などから、
菌をも自分で創りだし、循環させる農法
であるとか...。
 
それと同じように、
化学肥料にもいろいろ分類わけはあるのだろうし、
一概に
有機、無農薬野菜だから、美味しい。
とか、
化学肥料を使用しているから、美味しくない。
ということも、まったくない。
(前提としての正しさ、というものにも、
様々な思惑が混ざりこんでいる、のも事実)
 
有機野菜でも、駄目なものは駄目だし、
化学肥料野菜でも、旨いものは旨い。
 
と思う。
 
肝心なのは、
作付けしている人間が
どのような情熱を抱えているか、
 
だけだと思う。
 
石川さんの野菜は少しだけ遠いところ(三豊、大野原)
から運ばれているけど..
 
無農薬で抜群に旨い野菜や米を
一人で作っている、土の匂いのする人。
 
(ただ、納品遅れの理由の近所の葬式は勘弁ください....)
 といいつつも、
そういうところが土着的で、魅力でもあるのだけれども..。
  
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うどん県が推奨し、販売が開始した、
 
”オリーブ豚”
 

 
むらの激しい 夢豚より、
今の畜産状態のままなら美味しい。
 
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室内は、春頃より、
予約で満席の日が多いため..
 
”夏でも、クーラーより、扇風機!”
という、自分のようなお客様は、
 
電話予約の際、一言。

 
レトロなファミコン型の扇風機付いてます。
 
 

2015年7月27日月曜日

小暑/蓮始開/ハスハジメテヒラク。

 
小暑というよりは、もう猛暑
 
という毎日続く中、
 
7月の予期せぬ台風をかろうじて
 
生き延びた夏野菜たちが....。
 
 
 
がんばって、がんばって...
 
 
実っております。
 
 
 
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お父さんが、猛暑の中、
一草一草をぬいてくれて、
中庭が綺麗になっていた。
 
 
お母さん発案の
夕顔が、
日が落ちる頃に花開いていた。

 

 
うちのオクラは、 小さいが、旨い。
 
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共同体というのは非対称の関係なんです。
 
子供の時には、親に育ててもらって、
大人になったら若い人を育て、老人になったら介護してもらう。
そういうふうに回り持ちなんです。
 
いつも他者から支援されているか、支援しているか、
どちらかであって、サービスと報酬が等価であるときって、
 じつはいっときもないんです。
 
いつも贈与しているか、贈与されているか、
どちらかなんです。
  
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