讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。

“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。

古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。

末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。

2013年12月31日火曜日

大晦日/大鹿角解/サワシカノツノオツル。


毎年恒例の、年度末ぎりぎりの、大掃除。
(煤払いの頃は、忙しさのピークで、すすはらえず‥)


開店から、
はやくも2年もの月日が流れ、

来年度は、

喧噪の日常も落ち着き、

穏やかな様に流れだす‥。

今年の悔いや過ちは、きちんと受け止め、
(割れた皿は、2度と同じ形には戻らない)

新年からは、新たな気持ちで、

自分の考える様と、

お客様の考える様が、

調和した時間を創り出せるように、

思想と商売と喜びの枠組をよく考え、

心地よい時間が、

つくりだせますように…。


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“あたまの底のさびしい歌”

修羅として生きた賢治の声が、

よくきこえる‥。



上のそらでなしに、

しっかり落ちついて、

一時の感激や興奮を避け、

楽しめるものは楽しみ、

苦しまなければならないものは苦しんで、

生きていきましょう。


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2013年12月21日土曜日

年末年始の営業案内。



平成25年度の営業は、

30日(月)までとなります。

年を越えまして‥

2、3、4日は、コースのみのお正月営業。
(前年31日(火)“店内大掃除中”まで予約)

追われっぱなしの毎日ではないので、
普段とは違う試みを‥思考中。
(とりあえず、乃木うどんの完成を目指したい…。)

通常営業は、7日(火)よりとなります。



冬将軍の到来‥。

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こまちさん、料理の方向が…。


2013年12月19日木曜日

師走/煤払い/ふゆのそら。


木枯らし木枯らし 寒いみち。



柿の木の向こうで、


雀の隊列飛行訓練が‥


行われておりました。


近づくと、遠くへ…。


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たんぼのはたで、見つけたのは、




枯れかけの猫じゃらし…。

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冬は、冬色のたべものを‥。


白い息吹。


立冬を迎えてから、
慌ただしい毎日が続く、師走の
“つちの日々。

クリスマス前に、少し落ち着き‥
(昔はこのころがピークだったような‥)
年末の忙を、
むかえる。

ふと、おもいをめぐらす。

とどかないものは、とどかないもの。
としての
分岐点、限界点の設定。

土に根ずくようなもの、

御伽草(おとぎくさ)構想。

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降り積もる 深雪に耐えて いろかえぬ
松ぞ雄々しき 人もかくあれ



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2013年12月3日火曜日

師走/朔風払葉/キタカゼコノハヲハラウ。


師走を迎え、
凍えるような風が吹くと、

“北風小僧の寒太郎”
もとい、

『風野又三郎』が、

頭をよぎる‥。




賢治の代表作の一つである
「風の又三郎」の初期項である

『風野又三郎』。


有名な「風の又三郎」が、
人間なのに対し、
『風野又三郎』は、
風の精霊である。

(古来より日本では、北風は
‘悪霊を運ぶもの’と畏れられていた。)


人間世界をすりぬけていく、
あいまいなきれいごとを好まない、
悪戯好きな、無情な風の精。


お前たちはだめだねえ。なぜ人のことをうらやましがるんだい。
僕だってつらいことはいくらもあるんだい。
お前たちにもいいことはたくさんあるんだい。

僕は自分のことは一向も考えもしないで、
他の人を馬鹿にしているやつらを一番いやなんだぜ。

僕たちの方ではね、
自分を外のものとくらべることが
一番はずかしいことになっているんだ。

僕たちはみんな、一人一人なんだよ。

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どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも、吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう
どっどど どどうど どどうど どどう





風と子供たちは、みな踊る。


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ゆきのふる夜は 楽しいペチカ

ペチカ燃えろよ おはなししましょ

むかしむかしよ 燃えろよペチカ






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上記解説

宮沢賢治は、一つの作品に対し、何回も推敲を重ね、
完成に近い表現を模索する、
または、賢治が熱心に信仰した仏教(法華経)の表現では、
法(真理)に近づけた形にする、作家。

銀河鉄道の夜も結末の違う話が、何編も存在している。

田中智学に師事していた頃、教職についていた頃の物語が上記含め多数。