讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。

“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。

古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。

末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。

2011年7月28日木曜日

めちゃくちゃにうれしがり。

最近、報告するべき事もないので、
三木卓の詩のキセルのカバーを一文…。



ぼくがこの世にやって来た夜
おふくろは めちゃくちゃに
うれしがり
おやじはうろたえて 
質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこした

その酒を 呑みおわるやいなや
おやじは いっしょうけんめい
ねじりはちまき
死ぬほど働いて 
死ぬほど働いて
その通りくたばった

くたばってからというもの
こんどは おふくろが 
いっしょうけんめい
後家のはぎしり
後家のはぎしり
がんばって 
ぼくはごらんの通り


ひのえうまのおふくろは 
おふくろはことし六十歳
おやじをまいらせた 
昔の美少女は
すごくふとって 元気がいいが

じつはせんだって 
ぼくにも娘ができた
女房はめちゃくちゃにうれしがり
ぼくはうろたえて 質屋へ走り
それから  酒屋を
たたきおこしたのだ


ぼくがこの世にやって来た夜
おふくろはめちゃくちゃにうれしがり
おやじはうろたえて 質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこした

2011年7月19日火曜日

表題変更。



お店の電話番号の取得とともに、
ショップカードの印刷のため
内容を決定しようと思案中なのですが、
「新しくて、なつかしい料理」というコピーよりも、
「新しくて、なつかしい情景」
あるいは、「叙情詩」のほうが、
よりイメージを高くひらくことができるのではないか、
と‥勝手に思ったりしております‥。


個人的に、“料理は豊かな時間の添えもの”であり、
“風景や空間、会話の一部分であり、全体ではない”
という考え方を持っており、
賢治の 『農民芸術概論要項』にも沿った表現。

“形式主義は正態により標題主義は続感度による
四次感覚は静芸術に流動を容れる
表現法のいかなる主張も個性の限り可能である”

飲食店なら、これ。というわかりやすい標題より
奥行きのある詩的な表現のほうが
『汐さぎ!庵』には、はまる。はず…。

こども向けの昔話が難解な
暗示を含んでいる様。

□変更点
ひるの汐どき‥11:00~14:00
よるの汐どき‥17:30~21:15



組み立てられた鉄筋。





駐車場予定地の雑草。



植原建設様、お中元をいただきまして、
ありがとうございました。

2011年7月12日火曜日

魚屋「のぶ」。

地元のお魚を朝一で、しかも適正価格で、
持ってきてもらえる魚屋さんを探していたのですが、
意外な連鎖から、思い人に出会う事ができました。
最近、個人で事業を興した20代半ばの若者(既婚)
なのですが、魚一筋で生きてきたらしく、知識も技量も相当なものです。
しかも、田舎が財田の農家らしく、山菜も、お米も、
イノシシまで、採れる(捕れる)そうで‥。(素敵な環境)
同時期に独立した小坊主同士、
ともに手を取り合って助け合えれば、このうえないな‥と。
『汐さぎ!庵』の大きな柱になりそうな予感‥。



写真は、今朝卸してもらった「ビングジ」。
あと、「赤メバル」と、「小鯛」を少々。
「黒イカ」おいしそうだった…。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



魚と関係ないけど、先週購入した三谷さんの「桃」。
そういえば、『桃喰うまつり』っていつだったけ‥。

2011年7月6日水曜日

じゃ、夏なんで。









もうすぐ、2かいめの夏がくるので、


みじかくかみをととのえたぼくは、


なつのにおいとむしのねをききに


まいあさ、おそとにむかうのでした。


(かじいもとじろうの『檸檬』のきせつ‥)





夏の夜の、ストロングスタイル。