讃岐地人食堂“汐さぎ!庵”は、2011年、11月11日オープンです。

“汐さぎ!庵”は、讃岐の国(香川県)の豊かな風土から生まれる四季折々のお野菜と瀬戸内海の天然の地魚を中心とした地産食材が主役の小さな食堂です。

古来より、食の基本は国内自給で、国内自給の基本は、地産地消である。

末永く『汐さぎ!庵』をご利用いただけましたら、幸いです。

2011年1月31日月曜日

ソロモン流/アルケチャーノ/奥田政行。



昨日、帰宅しテレビをつけてみると、アルケチャーノの奥田シェフの姿が‥。
紙媒体以外で拝見するのは初めてで、見入ってしまった‥。
発想の自由さと、理論の精密さの相克する様は、まさに“味覚人飛行物体”
(『ル・マンジュ・トゥ』谷昇シェフ談)。
メディア向けのサービス的演出や、優しく柔和な語り口の裏に、
一種のオタクっぽい執着心も感じるとともに、
日本の農業、食文化の正しい発展のために、
あえて、道化を演じることもできる高い知性と人間性を、強く感じた。
新時代の天才料理人であることは、間違いない。
天才には、天才の飛びかた、
凡人には、凡人の踏みかた、がまた、ある。
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素材そのものを噛んでみて感じた、反対の味覚、要素を組み合わせてみる。
本物には、色と、艶がある。
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2011年1月24日月曜日

めずらしくテレビの賢治。


NHK教育テレビ/水曜/10時25分~10時50分。
「こだわり人物伝・宮沢賢治・未来圏の旅人」
放映しております。
次回、1月26日は第4回目。

2011年1月19日水曜日

『ニッポンの思想』 佐々木敦


本屋で久しぶりに“佐々木敦”の新書(2009年、出版だけれど)を発見し購入。
“浅田彰『”構造と力』から、“宇野常寛”『ゼロ年代の想像力』
(正確には、“東浩紀”『存在論的、郵便的』まで)
までの、日本のメディア向けの言論者(思想家。社会学者)たちの批評分析集。
自分が20代の頃に影響を受けた、“宮台真司”、“福田和也”
(今でも、新書がでれば買う)を
“佐々木敦”がどう解釈するのか?と興味津々となり、3日で読破。
現在、『思想地図β』が、ヒット中の“東浩紀”の一人勝ち論/には、妙に納得‥。
10年代の活動に注目しなくては‥。
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それはまた、結局のところ大袈裟な『理念=理論』でもって『現実=現在』を
どうにかしようと思うのがナンセンスなのであって、目下の「社会」や「世界」を
より善くしたいのなら、もっとある意味では些末で姑息な手法でマイナーチェンジを
はかっていくしかないのだ、という現実主義をも喚起します。
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このネガティブスパイラルを何とかしなくてはならない。
もちろん、そのためにはただコンスタティブに優れた『テクスト=作品=思想』を
書けばいいというわけではない。そんな時代はとうに終わった。
パフォーマティブな「効果」を織り込みながら、
しかしコンスタティブでもある「テクスト」を生産しつつ、
同時に様々な「パフォーマンス」も行っていかなければならない‥。

2011年1月17日月曜日

冬将軍の到来!







週末から強烈な寒波。


のため、農園の露地野菜の生育が悪く、出荷が少ない。


生き残りは、白菜とロメインレタス。


で、『白菜のポタージュ/1月干した大根/柚子のピール』


水道も凍結するさむさ‥‥。










2011年1月13日木曜日

2010賢治を巡る冒険/最終稿/賢治自耕の地。


















賢治が自耕生活した地は、農地としてそのまま残っていた。

“羅須地人協会”の建てられていた場所(現在は農学校に移設)に、

高村光太郎の揮毫した碑があった。

高台で、風が通り、木や空気が、現在でも綺麗に流れる。

『われらは世界のまことの幸せを索ねよう
 求道すでに道である』
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わたしたちは氷砂糖をほしいくらいもたないでも、
きれいにすきとほつた風をたべ、
桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
わたくしはさういうきれいなたべものやきものをすきです。
(注文の多い料理店より)
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まさしきねがひに いさかふとも
銀河のかなたに ともにわらひ
なべてのなやみを たきぎともしつつ、
はえある世界を ともにつくらん
(農民芸術概論要項より)
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2011年1月11日火曜日

2010賢治を巡る冒険/北温泉旅館。





















雑紙“自遊人”の『つげ義春が描いたわびた温泉へ』を片手に、
朝の早くからわざわざ福島に立ち寄り、
日帰り入浴した那須高原の奥地の温泉。
駐車場のような砂利場から、徒歩15分…。
見えてきたのは、プールのような広大な露天風呂。(夜なら、星空が凄いことだろう)
浮き輪でプカプカ‥。透き通った空気と青空‥。
愛想のない主人の接客も、3種の特色のあるお風呂のおかげで気にならない。
『天狗の湯』には、大きな天狗に子宝の絵馬が奉じられていた。
昭和天皇の肖像画しかり、仏壇しかり、古き日本の情景。を感じられる。
泊まるよりは、訪れたい湯宿。
(『あったかいですか?』と帰り際、一人露天で浮かぶ自分に声をかけてくださった初老の人は、吉本隆明に顔と雰囲気がよく似ていたな‥)とか、思い出した。

2011年1月10日月曜日

2010賢治を巡る冒険/乳頭温泉“鶴の湯”











雑紙“自遊人”の、『つげ義春の愛した湯宿』特集を見て、
訪ねた秘湯/秋田の乳頭温泉。
最近泊まった高級旅館を含めても、コストパフォーマンス(価格、料理、温泉、周辺環境)で最高の湯宿。(必要なモノだけ過不足なく揃っている状態、湯の質も◎)
湯上がりに静かに、小川を眺めながら昔ながらの茅葺きの建築を味わう情緒‥。
まるで、小さな集落に存るような…。
山の味覚たっぷりの、郷土料理を見ず知らずの他の泊まり客と会話しながら
庵を囲み、食す。というスタイルも、本当に楽しかった。
近場にあれば、四季折々訪ねたい温泉宿。

2010賢治を巡る冒険/仙台“アルフィオーレ”




今日、仕事場で“アルケチャーノ”の話をしていて思い出した。

東北旅行のおり、『地産地消のレストラン』にも行きたいと思い

前日予約を入れた、仙台のイタリアン“アルフィオーレ”。

シェフ自ら育てるお野菜と熟成加工肉が売りで、

『お客と話しながらメニューを構成するスタイル』が洋食としては新しい。(完全予約制)

郷土野菜(曲がり葱やネズミ大根)の意味や、気候による農業のスタイルの違い、

などのお話をした。

雑紙“自遊人”で拝見し、予見していた柔らかな雰囲気(帽子含む)とは違い、

修験者の様な、真摯な姿勢と懊悩‥を感じた。(髪型含む)


店に足を踏みいれてからの全ての面で、勉強になりました。

ごちそうさまでした。













2011年1月9日日曜日

今年の人参は、非常に甘い!です。




余裕のある時間に、ケーキを焼いてみた。
『人参とアーモンドのケーキ』と『金ゴマのパウンドケーキ』
まずまずの焼き具合!。
機械がないので、汗をかいた‥。

2011年1月6日木曜日

一時に怯懦の心を発作して、終身の恥辱を帯ぶる勿れ。(乃木希典)


新年、あけましておめでとうございます。
今年は、家族3人揃っての初詣になりました。
向かったのは、善通寺の護国神社(讃岐宮)と乃木神社。
神武天皇の『お導きの鴉』のお守りを購入し、
英霊のご加護を受けまして、良き一年になりますように‥。
ねがいごと。
(なぜかその後、発熱‥。)