この春に偶然遭遇した砥部焼きの『窯だし市』に味をしめ、
早朝から一人、愛媛へと行ってまいりました‥。
中田釜さんの焼きものを狙い打ちに物色し、
(今回の購入品、しかし右の器はどこかでみたような‥)
その後、すぐ近くの『坂村真民記念館』へと…。
この詩人を支えていたものも、宗教であった。
さまざまな書もさることながら、
毎日額をあてて念じていたという石の風貌に、魅了される。
“しっかりしろと後ろから声をかけるのがいる
ふりむくと何万年もひと処にじっとしている石だった”
のポストカードを購入…。
砥部から内子を抜けて、
大正時代に建てられたという、重要文化財の天然温泉、小藪温泉へ。
車を進めると、50mごとにお地蔵さんがまつられている、昔話のような場所。
道行く風景から、駐車場。
小川と龍神像。天然記念の立派な銀杏木。
がらんとした受付。
古びた縁側の匂いと風。
演歌を歌う整体師さんとおばさま3人(珈琲を水筒に持参)
小さな一つだけの湯船、木漏れ日。
なにもないが、なにかが在るような、心地よい場所。
個人的には好きだけど…好みは別れることだろう‥。
銀杏の木の横の石の階段をかけ上がると、観音さまが‥。
内子のねはんさん。
桜千里の山観音。
娘が、無事産まれることを、祈願した。
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この子も、もうすぐ、おにいさん。
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