むかしむかしのこと、
小山田圭吾編曲の“赤とんぼ”が聞きたくて購入した
「にほんのうた 第1集」が“汐さぎ!庵”にはまったので、
冬の第4集も‥購入。
有名な唄では、
“北風小僧の寒太郎”“たきび”“雪”“小ぎつね”などが、
有名音楽家(全集とおして、渋谷系率がたかい‥)
の編曲によって収録されてます。
“冬の夜”の歌詞、凄い‥。
燈火ちかく衣縫ふ母は
春の遊びの楽しさ語る。
居並ぶ子どもは指を折りつつ、
日数かぞえて喜び勇む。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪。
囲炉裏のはたに縄なふ父は
過ぎしいくさの手柄を語る。
居並ぶ子どもは ねむさ忘れて
耳をかたむけ こぶしを握る。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪。
そして、北原白秋作曲、嶺川貴子唄、レイハラカミ編曲の
個人的にオールスターな“ペチカ”が…。
(満州国を意識して作られたという説明文で、さらに思い入れが増す。)
現代の享楽的な日本人に、この種の歌詞は、書けないだろうな‥‥。
しばしも休まず つち打つ響き。
飛び散る火花よ、はしる湯玉。
ふいごの風さへ息もつかず、
仕事に精出す村の鍛冶屋。
あるじは名高い いつこく者よ、
早起き早寝の、やまひ知らず。
鉄より堅いとじまんの腕で、
打ちだす刃物に心こもる。
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よろこびいさみ、こぶしをにぎる。
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