飯野山のふもとには、たくさんの果実や野菜が
育てられていて、手入れをしているお年寄りをよくみかける。
人になれた、黒い野犬がうろちょろと、餌をもらいについてくる。
スナックエンドウの朽ちかけの香りと、小さい空豆。
サクランボの甘い匂いも重なる‥。
昭和天皇の読んだ詩‥。
なにかこう、今日はそれだけで
胸がいっぱいになった…。
美しい姿は、別名讃岐富士と称され親しまれています。
暁に 駒をとどめて見渡せば
讃岐の富士に雲ぞかかれる 昭和天皇
くにうみの頃、飯神社に祀られている飯依比古は讃岐の国の
代名詞であり、飯野山山頂には神が舞い降りた岩、鎮座、そして
飯神社には盤境といった信仰の跡が残されています。
この山にちなんだ民話の中に、天秤でかついだふごの山を
造るのが大得意な“おじょも(魔神、巨人)がでてまいります。
城山と常山とは後のふごにはいった土でつくられ、前のふごの土は
丁寧にうつしてビュート型の美しい峰飯野山がつくられました。
そして、おじょもが飯野山と常山をまたいで小便をしてできたのが
大束川であり、また、飯野山と象頭山をまたいで小便をしてできた
のが土器川だと言われています。
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『讃岐富士のクグロフ』または、『おじょもの愛したクグロフ』、熟成中。
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