春になり、鮮やかな桜とともに、
ミモザや菜の花やたんぽぽが、あらゆる場所に咲き乱れる。
幸せの色が、多様な状況の中、生活する人達に
少しの安らぎを与えてくれる。
光りの底の、希望と幸せの色‥。
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“心象のはいいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のはらのやぶや腐食の湿地
いちめんのいちめんの諂国模様
いかりのにがさもまた青さ
四月の気層の光りの底を
唾しはぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ”
『春と修羅』一文。宮沢賢治。
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いつも通りの世の中には、善意も策略も、真実も嘘も、
美しさも汚さも、混じっている。
その中で僕らは生きる。
多くの僕らは、計算高く生きてはいない。
多くの僕らは、自分に都合のいいように緊急時を利用しようとは思わない。
けれど、そういう人もいる。
いるのが普通。
後で幻滅しないように、そのことは思い出しておいたほうがいい。
その上で、だ。
あふれる善意を信じたい。
4/11日『町に血が流れる時』ひふみよ。より。
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