最近、報告するべき事もないので、
三木卓の詩のキセルのカバーを一文…。
ぼくがこの世にやって来た夜
おふくろは めちゃくちゃに
うれしがり
おやじはうろたえて
質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこした
その酒を 呑みおわるやいなや
おやじは いっしょうけんめい
ねじりはちまき
死ぬほど働いて
死ぬほど働いて
その通りくたばった
くたばってからというもの
こんどは おふくろが
いっしょうけんめい
後家のはぎしり
後家のはぎしり
がんばって
ぼくはごらんの通り
ひのえうまのおふくろは
おふくろはことし六十歳
おやじをまいらせた
昔の美少女は
すごくふとって 元気がいいが
じつはせんだって
ぼくにも娘ができた
女房はめちゃくちゃにうれしがり
ぼくはうろたえて 質屋へ走り
それから 酒屋を
たたきおこしたのだ
ぼくがこの世にやって来た夜
おふくろはめちゃくちゃにうれしがり
おやじはうろたえて 質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこした
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