少し時が、もどるのですが…
(3月から、忙に追われ、心も体も余裕がなく‥)
大森、岩見の思い出を少々‥。
明治時代の歌人、斎藤茂吉が
柿本人麻呂の終焉の地とした、
鴨山が
そびえたつ地、湯抱町。
(が、梅原先生は“水底の歌”で、人麻呂の
水死、刑死の可能性を説いている。)
その鴨山。
古来より、
森や山というのは、
神聖な場所、あの世と交わる場所と、
考えられてきた。
(柳田国男は、渡来系、稲作文化の大和民族
に追われて
山で狩猟採集宗教文化を形成したのが、
アイヌやサンカと考察している。
(ぼくたちはその混血)
多様な生物の循環、草木国土悉皆成仏
という概念は、
産業革命以降の
飽和的な日本人に対する
処方箋。
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鴨山のふもとにひっそりとたたずむ、
湯抱温泉、日の出旅館さん。
趣のある侘びた建物の中で、
明るい女将さんが、
設け度外視の料理内容できりもりしている。
(天然物、地物であるかないかとかではなく、
サービス精神がすごい。)
こういう地に適切な、人の訪れを望みます。
そして、若い力による存続を‥。
芸術的な千枚田の折出物。
鴨山の横で、源泉発見。
(硫黄の匂い‥。)
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大森町の小学校。
大きくて広くて必要以上に綺麗で安全な施設より、
小さくて不便で、危険があっても
自然溢れる場所で
子供に育って欲しい、と思うようになった。
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重要文化財、熊谷家住宅。
地域住民の冠婚葬祭を担っていたという、厨房。
今でも大森町の子供達の教育に、使用しているらしい。
一昔前の村落共同体の生活を
思い浮かべることが可能な施設。
花嫁、という言葉がかもしだす、情景。
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