文藝別冊の賢治のムックが素晴らしい。
吉本隆明氏(ほんたうの神様と科学)、天沢退二郎氏の
賢治評論の両巨匠ばかりでなく、
最近よく購入する民俗学の宮本常一氏や
和合亮一氏のエッセイ。
そして、今まで読んだことがなかった、
中沢新一先生の賢治論、
“過ぎ越しの賢治”
意味ある日本人に、
買ってもらって後悔なし。
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過ぎ越しの賢治、
一部、抜粋。
産業や、商業や、農業や、機械や、科学や、
芸術や、宗教や、人間の幸せについて、
僕たちの時代は、もういちどそれを、
宮沢賢治的な思想のスタンスで、
考え直してみる必要があるのではないでしょうか。
僕たちは、世界的規模にはりめぐらされた
なにか巨大な嘘によって、思考を曇らされているのではないか、
という気がするのですよ。
何もかもが、有から有への変態や移動として
思考するように訓練されていて、
しかもコンピュータは情報化によって
不死の様式をあたえられた富や財の、
巨大な蓄積と再配分を、確実に進行させます。
こうして僕たちは、
自分たちの生の底のほうで
起こっていることから、
目を遠ざけられています。
有が有でしかない世界では、死は無価値になり
それといっしょに、生も意味を失っていきます。
価値とは、無から発生してくるものです。
それは、存在の贈与なのです。
賢治はそのことをよく知っていた人です。
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さぶちゃんの先生、月朝の東曜さんが、
綾川市長選に出馬し、落選した‥。
結果如何は問題ではなく、
本気で変えようとしている姿勢を感じ、
個人的に左よりの人達に感情移入できない
自分を反省、自戒。
義を見てせざるは、勇なきなり。
どうせ無理、理解してもらえるわけない
という諦念に、浸かりっぱなしの
自分の毎日を見直し、改善する。
縁起とは因果。
此あれば、彼あり。此なければ、彼なし。
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色物野菜がないことを電話で愚痴っていると、
ご近所様が、ラディッシュを!。
縁起発起。
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