春になると、油菜科の植物は、
みんな黄色い花を咲かし、同じになる。
違う形の野菜から、同じような花が咲く。
(まんばも、ブロッコリーも花は菜の花。)
意外と、知らない人も多い‥。
え、ブロッコリーって花が咲くの?
という人まで存在する。
(花が咲かないのに、種はできないだろう‥)
同意義で、
送り手が『これくらいは分かってくれるだろう‥』
と思っていることも、
受け手にはまったく伝わっていないことも多い‥。
だから、説明が必要になる。
で、汐さぎ!庵の説明を‥すこしばかり。
うちの店の理念は、
うちの店の理念は、
土地と空間から、離れない料理。
旬のもの、人為的でないもの‥を商売可能な範囲で使用し、
旬のもの、人為的でないもの‥を商売可能な範囲で使用し、
お客様の豊かな時間の添え物になる。
ことであり、わかりやすくいうと、
自然のものを、自然なままに‥正しい状態で。
でも、行きすぎはしない。
ということ。
野菜は100%地物の野菜。
化学調味料、冷凍の魚は使用しないが、
養殖の魚は、天候が悪ければ、使用している。(県産品も)
肉は、今の時代は、どうしようもない‥。
手に入るジビエは、猪くらい‥。
手の届かないもの、
贅沢な、享楽的なものになる気は、ない。
フラントン農学校の豚(宮沢賢治)の
悲しみを心に、
春の訪れをまえに、呼吸をする。
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冬の讃岐を代表する野菜、ブロッコリー。
地物のイイダコがこの時期、抜群。
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豚小屋に来てます‥‥。
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『いきりたったうさぎが自由鳥へ出した手紙(子供と昔話『うさぎ!』三話より)』
灰色はいつも『効率をよく』と言う。
しかし灰色の言う『効率』がなにかは、
野菜を買いに、『豊かな(とされる)』国のスーパーへ行けばわかる。
スーパーにどっさり売っている、とても遠くの『貧しい(とされる)』国々からやってきた野菜。
たしかに、レジで払う値段は安い。
輸入する大きな企業は儲かっている。
あれは、灰色によれば『効率がいい』野菜である。
しかし、あの野菜は、遠くの国から、たくさんの燃料を燃やして、二酸化炭素をだして、
空気と海の温度を上げながらやってきたのだ。
そして、たいてい、一つの町より大きいくらいの巨大な畑に、
レタスならレタスだけを、見渡す限り植える、
異常な育てかたで、土や、生き物を、痛めつけているのだ。
農薬や化学肥料だって、安くつくるには大量につかうから、水がボロボロになる。
土も、昆虫も、鳥も、みんながボロボロになって、泣きわめく。
人は、近くのことは心配しやすいけれど、遠くのものは見えにくい。
『貧しい(とされる)』子供達が、農薬まみれで育てた切り花がスーパーで売られていても、
『豊かな(とされる)』国々の人には見えにくい。
灰色が、見えにくくしているのだ。
食べ物がどのくらいの距離を運ばれてきたのか、人は考えることもできなくなっているのか。
ある国では、もし、その土地でとれた食べ物を国の人たちが食べたら、
家庭で使うエネルギーを、20パーセント節約したのと、同じ事になるという。
それなのにその国では、「土地のモノを食べよう」とか、
「食べ物の無駄をなくそう」ではなくて、「夏はネクタイをするな」という騒ぎになったらしい。
笑えるが、笑えない。
笑ってはいけないと思う。
みんな純粋に、「何かしたい」とは思っているのだ。
『レジで払う値段が安い』野菜が、なぜ、安いか、氷が溶けてしまっている、
北極の衛星写真を見れば、わかるはずなのだ。
北極の氷が、大気が、水が、土が、昆虫が、鳥が、人が、溶かされて、けずられて、汚されて、痛めつけられて、ぞっとするほどの、とんでもなく高い値段を払ってきた。
だから、レジで払う値段が安いのだ。
それを、灰色が、『効率がよい』というなら
灰色のねらいは星を完全に破壊することに違いないのだ。
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見通しは暗いけど、TTPだけは、なんとしても‥。
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